7日目
おはようございます。 ishikawaです。最終日お願いします。
先日、落語家の桂歌丸さんがお亡くなりになりました。いわずと知れた、「笑点」第1回目から出演されておられました。
落語は見たことはなくても、笑点の大喜利は見たことがある人は多いと思います。
歌丸さんの大喜利を拝見して感じたことは、ただ、面白いことをいうのではなくどこかに世相風刺や時には政治批判をされていることでした。
これも落語という文化や歴史的背景によるものなのではないかと思うのですが、直線的に言うのではなく、あえて濁してみたり、落語のエッセンスを入れてみたりと見ている人間が共感できる言葉で、お話されていました。
落語家の業務内容の1つとして、ただ、政治家(役人)の言いなりになるのではなく、エンターテイメントを楽しむ場でも、どこかで日常がおかしくなっていないか?不幸せな方向に向かっていないか?不幸せ不公平な人はいないか?それを疑問に不自然に思っていないか?それをお客様にお伝えできているか?
そして、見る側の私たちも同じ感覚、思考を持ち合わせているか?試されている気がしました。
それが芸事の1つなのかもしれないと考えさせられた出来事でした。